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Q&A 金融機関取引の基本

担保編

Q13

 Q12の地上建物は、抵当権設定時にあった建物が取り壊されて再築されたもののようです。この場合でも、法定地上権が成立するのでしょうか。

A13

 このような場合について判例は、「所有者が土地及び地上建物に共同抵当権を設定した後、右建物が取り壊され、右土地上に新たに建物が建築された場合には、新建物が建築された時点での土地の抵当権者が新建物について土地の抵当権と同順位の共同抵当権の設定を受けたとき等特段の事情のない限り、新建物のために法定地上権は成立しない」(最高裁平成9年2月14日判決)としました。
 したがって本件では、こうした特段の事情のない限り、新建物につき法定地上権は成立しないことになります。